1968年(昭和43年)のお正月に放映開始された本シリーズは、またたく間に日本中に「妖怪ブーム」を巻き起こすヒット作となりました。

 幽霊族の末裔である鬼太郎(声:野沢雅子)は、ふだんは父親の目玉おやじ(声:田の中勇)とのんびりと暮らしていますが、ひとたび人々の救いを求める声が「妖怪ポスト」に投函されると、ゲタの音を響かせてどこからともなくやって来ます。

 鬼太郎は数々の超能力と、祖先から伝わるちゃんちゃんこやリモコンゲタなどの武器を手に、悪い妖怪と戦います。また時には良心を失った人間たちを懲らしめたりもします。
 鬼太郎親子につきまとう半妖怪・ねずみ男(声:大塚周夫)を尻目に、鬼太郎は今日も妖怪退治に向かうのです・・・。

 原作は、紙芝居や貸本漫画を経て、1965年(昭和40年)に少年マガジン誌に登場して大人気を博していた水木しげるのコミック作品。

 モノクロで描きだされる独特の映像は、時にカラー映像よりも雄弁に、この世のものではない不思議な妖怪の世界を描きだしています。
 また、カラー映像が氾濫する現在においては、斬新な表現としてお楽しみ頂けるに違いありません。

 この第1[60's]シリーズは、鬼太郎の原点というだけに留まらず、「妖怪もの」と言うジャンルに燦然と輝く原点と言えるでしょう。自ら妖怪ブームを生み出し、その真っ直中で放映・制作された本シリーズは、ブームの勢いにあふれた力強い作品となっています。
 この新鮮な力に満ちあふれた、まさに「鬼太郎の原点」、そしてあらゆる妖怪ものの原点でもある第1[60's]シリーズを、是非お楽しみ下さい。

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