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80年代の鬼太郎の良さは、やっぱりパワフルさですよね。
爆発的に増えたキャラクター一体一体を、力強く描いていく、現実の世界と水木作品の世界を強引にでもくっつけようとする力強さね、これにたぶん多くの人がやられちゃった。
熊倉一雄さんの歌われた旧作の主題歌は、山ん中で寝っ転がって鼻歌歌ってる的な、飄々とした魅力を持った名曲ですが、吉幾三さんの、土臭さを残しながらも攻撃的かつ都会的なアレンジのテーマ曲はいかにも80年代風。その激しいイントロに乗せて、大都会のビルの狭間に鬼太郎が降り立つ……という、あの第1回のオープニングを観た時、僕はちょっと感動した。よく覚えています。
鬼太郎といえば、バックは墓地か山の中ですよ。カラスがカーカー鳴いてね、卒塔婆の影からぼやーっと鬼太郎が現れて、ああ鬼太郎だなあという(笑)。それが、満月バックに飛来してきて、新宿の高層ビルの狭間にすっくと立って、サーチライトでぱーっと照らされるじゃないですか。なんか、有無を言わさず凄かった。 「うわっ鬼太郎が帰ってきた!」って思ったんですよ。リバイバルじゃなく、今の時代に帰って来たと。僕と同じ世代の人たちは、気に入るかどうかは別にして「おー」と思っただろうし、初めて見た人は「ああこれがウワサの鬼太郎か」と思っただろうし。だからこその視聴率だったんじゃないかと。
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| 高層ビルをバックに帰ってくる鬼太郎の勇姿。 |
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