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 キャラクター重視の展開は、妖怪好きにとってもウレシイ見どころをたくさん生みましたね。
 たとえばモブシーンがありますね。第6話の「地獄行!幽霊電車!!」なんか、ぞろぞろ出てくる。原作だと、わけのわからんお化けがごちゃっと描いてある。旧作もそう。ところが、第三期だと全部名前があるんです。ひょうすべでしょ、影女でしょ、ろくろ首でしょ、白坊主でしょ、ほうそう婆でしょ。名前があって、それも妖怪図鑑に載っている。こんなのは客演もいいところでしょう? 弁当しか出ないエキストラ扱いですよね。それなのにひょうすべが出て来たらちゃんと「ひょうすべ」って名前が画面下にテロップで出る。しかも「ひょうすべひょうすべ」とか言いながらぺったぺったぺったぺった歩いてるシーンが挿入されわけですよ。こんなモブシーンのエキストラ妖怪一匹一匹にまで名前が出る番組なんてないですから。スゴイですよ、これ。

第6話『地獄行き!幽霊電車!!』より。
「ひょうすべひょうすべ」とのんきに自分の名前を連呼しながらぺたぺた歩いてくる。

 だるま妖怪相談所に相談に来るのも、油すましにあかなめでしょ。あかなめなんか、最近風呂に垢がないとか相談してたりして(笑)、こいつはのちに巨大化しちゃったりするんですが。ごひいき妖怪が、長いスパンで活躍してくれる。そんな見方ができる妖怪ものって、考えられなかったですよ。普通は退治されて終りですから。

第3シリーズ第8話『だるま妖怪相談所』より、最近は垢がないと嘆くあかなめ。
第33話「妖怪あかなめ悲しみの逆襲」では巨大化。

 また、百回以上続けたからこそできる小ネタもあって。たとえばひでり神は野づちに吸い込まれちゃうんですが、映画版でそのひでり神とのづちが一緒に戦いに行ったりする。その回を見てない人には全然わかんないネタです。そういう小ネタを探すのも面白かったですね。

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